神戸のフランス料理と言えば、ペルージュ

chikabo2007-03-17

結婚4周年としてフランス料理を食べに行く。去年はシェローズだったので今年はペルージュ。ペルージュ自体は1度来たことがあったのだが、とても美味しかった印象がある。今回はどうなんだろうか。コースはシェフのお任せコース。

何とかムース、うにとアスパラ添え
最初に冷たい前菜。コンソメの香り?が非常によくて一品目からしっかりとした味付け。ムース、うに、アスパラ、ソース、とにかく各素材が単品でもうまい。さあ、食べるぞーという気にさせてくれる前菜。
白子とトリュフの洋風茶碗蒸し
2品目は暖かい前菜。白子がクリーミーでまろやかな茶碗蒸し。薄切りトリュフとトリュフのソースがちょっとパンチが効いていて上手くまとまっている。
タラバガニとトリュフのロールキャベツ
3品目は暖かい前菜。まだ前菜。これが前菜とはいい意味で名ばかり。魚のメインと言ってもおかしくないおいしさ。見た目はロールキャベツなのだが中はカニの身がぎっしり。刻んだトリュフだけでなく、カニ味噌も。それをまとめるようにソースがこれまた絶品。カニのおいしさが詰まっている。
ふぐのカルパッチョサラダ
4品目は冷たい前菜。すでにお腹いっぱい。ここでまだふぐとか出てくるのか。よくわからないけどうまい海老まで付いてた。金柑が甘酸っぱくておいしい。これでさっぱりして次の料理へ。
鯛の炭火焼にしらうおやらアワビやら牡蠣やら菜の花やら
香ばしい炭火焼の鯛に様々な魚介類。旬のものを盛り合わせにしたような感じか。まとまってどう、ってわけではなく、各単品がそれぞれにうまい。これもソースがなせる業か。
蝦夷鹿のブルーベリーソース
今回の一番の収穫か?牛肉は何処で食べてもあまり変わらないので鹿を選んでみたのだが、肉に臭みもなく柔らかくておいしい。普通ではこうならないだろう。そして何よりもこのブルーベリーソース。うまあああい。もう少しお腹に余裕があるときに食べたかった。嫁が頼んだ鶉のフォアグラとかはソースを食べることはお腹がいっぱいで無理だったのに、このソースは無理矢理パンにつけて押し込んだ。写真に撮ったら真っ黒に写った。確かに黒い料理だったけど。。。。
プリンとか
やっとデザートだ、、、と思ったらデザートの前のちょっとしたデザート。パタリロにそんなくだりがあったことを思い出した。ここに来てデザートの前にデザートが出るのか。まいった。
マンゴーのミルフィー
嫁が頼んだイチゴのムースもなかなかだったが、こっちが正解では?香ばしいパイとちょうどいい甘さのクリーム、マンゴーがうまい。あっという間に完食。やばい。


とまあ、とんでもない量の食事が出てきた。シェフのお任せコースは心して注文しなくてはいけない。しかしこのコースで出てくる前菜の数々は全てすごい。遠くの人で簡単に来れない人は頼んでみるべきか。
全般的にしっかりした味付けなので若いうちじゃないとしんどいのではないだろうか。相当水も飲んだと思う。しかし一品一品がそれだけで本当においしい。一皿の中でもそれぞれがちゃんとおいしい。出てくるもの全てが余すところなくおいしいのだ。お金出して食べたなあと満足度は高い。
シェフのお任せコース1人11000円にグラスワイン(これも相当レベルが高い)を計4杯頼んで、サービス料が足されて3万円はいかなかった。これはそれだけの価値がある。