ちょっと昔の話だが

嫁が結婚式に行くためにご祝儀袋を用意しているのを見て思い出した。
あの日も嫁は結婚式に行くために準備して事前に髪をセットしてもらうために三宮へ外出。僕はのんびりと休日を満喫していた。
そこに電話が
「ご祝儀忘れた」
ぐるりと見回すと確かに机の上に準備していたご祝儀袋がぽつんと。
「あー確かにあるね。まあ今から取りに戻っても間に合わないから途中で買ったら?」
「お金ないー。結婚式用にカバンを変えたから自分用財布だけで、銀行には1万円ぐらいしか」
大阪での結婚式なのにすでに尼崎。すばやく降りて逆向きに乗ったらしい。このまま家に戻っていては間に合わない。仕方なく5分で準備して祝儀袋を持って出発。なんとか神戸駅で落ち合って祝儀袋を渡すことが出来た。


祝儀袋を用意している姿を見るたびに思い出すわ。