大人な気遣いをする夫

現在僕は名古屋に単身赴任中。神戸にいる嫁とは週末だけ戻ってきて過ごしている。
この生活が原因で最近よく問題となっているのが休日の過ごし方で、中でも嫁の趣味であるテニスについては解決に至っていない。職場のテニス同好会が月に一度程度行われているのだが、これが土日に半日ほどの時間開催されている。もともとスポーツができる方ではない僕では技術レベルが高い同好会に一緒に参加できるものでもない。
嫁はテニスがしたいのだが平日は仕事が忙しくてできないから同好会に参加したい。
僕は僕でせっかく名古屋から帰ってきているのに半日放置されるのはどうも気分が悪い。
そこはどうしてもケンカの種となるのだった。


今週はこの問題に一時的ではあるが解決の糸口が見えた。
4日金曜日に僕は有休を取ることが出来た。嫁から3日にそのテニス同窓会があることを知り、参加させてあげることが出来るのではないかと考えた。
僕は4日休むことで3日から6日まで休暇なので本来なら2日の仕事が終わればすぐに神戸に帰ればよい。しかしあえて3日に帰ることによって、僕が帰ってきていないことを口実に嫁がテニスに行ける、という筋書きを導きだした。
「僕が神戸に帰ってきているときにテニスに行った」という前例を作らせない点が重要だ。前例を作らないというのは会社の仕事や2年半の結婚生活で最も重視すべき点だということを学んできた。
仕事で3日に帰ることになったと嫁に告げる。かくして嫁はテニスに行くことにした。。。。それが昨日の話である。


当日の今日、僕は嫁が帰ってくるまで時間もあるのでお小遣い稼ぎを兼ねてのんびり高速バスで神戸へ昼頃到着。三宮で買い物をして昼ごはんを食べて嫁がテニスに出たころを見計らって自宅へ帰ることにした。
・・・・・
あれ?おうちに人影が。つーか嫁や。しかもパジャマて!
朝6時まで漫画を読んでて寝過ごした?そーですか。それは仕方ないね。でも僕の綿密な筋書きが吹き飛んじゃいましたね。。


このように夫の気遣いというものはとかく実を結ばないものだ。
え?うちだけ?