お客キレる

仕事でお客がキレた。相当キレた。
ババア(昔の日記参照)からミーティングに同席して欲しいと言われたので出席する。先日仕事で本気でキレたと書いた例のチームのミーティングなので乗り気はしなかったが、断る理由がないので仕方なくだ。
というわけで、お客がキレた相手は以前に僕がキレた相手である。


改めて説明すると、そのチームは半年前に30機能ある要件を、数だけ聞いて放置状態。開発期間20人月はかかる仕事を「たいへんだねー。ぼくたち3人だしねー。掛け持ちで他にも仕事があるから今からじゃ間に合わないねー」と眺めていた。
そのうち本番4ヶ月前になってお客さんからどうなってるのという問い合わせに、しぶしぶ会議召集。もちろんなに作ればわからないので、話できそうな人(僕とか)呼んでみたが、担当者3人とも全員当日キャンセルで集められた人はポツーン(キレた理由)。しかも主担当者が転職でドロン。一切資料なし。引き継ぎなし。


あの会議から1ヵ月ちょっと後、ようやく会議召集。これが今回呼ばれた会議だ。本番まで残り1ヵ月ちょっと。
「機能はこの数で問題ないですか〜。」(数ってところがポイント)
「もらった資料と機能名に間違いはないですか〜」(資料名が機能名なので間違いようがない。間違えてたけど)
こんなうだうだした内容について、お客さんと話をしていた。後から聞いたのだがお客さん自身もこのあたりから雲行き怪しいことを感じ取っていた。そして、ついに担当者がのらりくらりとこんなことを言い出した。
「じゃあ、ここにどんなものを作ればいいのか書いてきてください」
罫線だけが入った紙をピラリ。


えーと。お客さんからすると8ヶ月ほど前に機能について概要を説明して、資料も渡して待ち続けているのに本番1ヶ月ちょっと前に、罫線だけ引いた白紙に機能を書けと言われたわけで。しかもこれから1ヶ月は会社は本決算のため主担当部署であるお客さんは1年で一番忙しい時期を迎えるのに。
「いまさら何言ってんだ!」一番温和なお客さんがプッツリ。お客さんの中で一番偉い人も「今まで何してたんですか?」と厳しい口調。そらそうだわなあ。耳を疑うわ。


実はこの機能、今回本番を迎えるにあたって必須機能。なければ会社として成り立たない重要なものだ。ここまでよく放置していたな。「動かなかったら責任問題」とお客さんはきっぱり。はい。今からじゃ間違いなく動きませんよ。今3人で、追加で20人投入しても無理。F社怖いわ。
動かないコンピュータに掲載決定ですな。


最後に担当者が「じゃあ、こちらで関係チームに確認して作成します」と言っていた。えーと。関係チームって僕ですか。
がー。やっぱり火の粉が降ってきた。