結婚記念日と言うことで念願のシェ・ローズ

chikabo2006-03-21

とうとう3回目の結婚記念日を迎えてしまった。3年間とはいえ半分以上は名古屋にいるので週末婚なのだが。
嫁が風邪なのだがせっかく予約が取れたのでちょっと無理してゴー。8000円のコースを選択した。店は予約客でいっぱい。休日前なんてぜんぜん予約取れないからね。

たらの白子
むうー。食べた感じ普通。味付けはかなりあっさりめ。バターとワインのソースだが白子の味が完全に勝っている。つーか、そのものでは?
伊勢海老サラダ
伊勢海老がどかっと入ったサラダ。なんとも贅沢な感じだが、ドレッシングはあっさりめ。ちょうど良い塩味と言うか、どちらかというと物足りない感じ。んー?ほんと大丈夫?って気がしてきた。
ホワイトアスパラとホタテ、何とかソース
ここでしっかりとしたソースが登場。うまい。でもホタテ自体が相当うまい。ホタテのうまさをうまく引き立てるソースだ。メインはあくまでもホタテ。いよいよ料理っぽくなってきたなあと言う感じ。
イサギの菜の花ソース あさりのラビオリ添え
イサギ自体はさほど味付けせずに菜の花のシンプルなソース。アサリはラビオリで包まれている分しっかり味が出てきた。
子羊のグリル
肉のしっかりした味がガツンと出て、ソースはほとんどなし。付け合せのタケノコがめちゃめちゃ甘くてうまい。他の付け合せもなかなか。かなり手をかけて作っているらしい。


最後まで来てようやくこの店のすごさがわかった。コースは最初から最後まででひとつの料理で、全て素材自体の味をしっかり味わえる流れになっている。そして素材の味を感じるために周りのものに本当に手間隙をかけて脇役を作りこんでいる。他のフランス料理店に行くと美味しいソースを味わえるが、ここはあくまで素材を楽しませるソースなのだろう。これはこれでありだ。


デザートもばっちり。特にイチゴのミルフィーユはイチゴの甘さと香りをここまで引き立てるカスタードクリームを食べたことがない。美味しいクリーム、美味しいイチゴのミルフィーユは神戸ならどこでも食べられるが、イチゴを引き立てるミルフィーユは初めてだ。


念願だったシェローズだが、料理やコースについてのシェフの考えをはっきり感じれる面白い食事だった。しっかりした味付けのまさしくフランス料理、っていうのはペルージュだろう。好みの分かれるところだなあ。