諏訪湖で紅葉

chikabo2005-11-21

昨日の日記で記した日野〜名古屋間の高速バスの旅で、諏訪湖SAに休憩を取りに入った。さほど大きくないSAだが野沢菜中心のお土産屋で長野にいることを実感できる。野沢菜は軽く試食で堪能する。お腹は空いていないのに不思議と心を惹かれしまって、白と緑茶のワラビ餅を買った。建物を出るとSAの奥に温泉を見つけた。小さいながらちゃんとした温泉のようだ。バスの旅でなければ入りたい。人も多く小さいながらなかなかの賑わいを見せるSAのようだ。
山間をぬうように走る中央道のSAであるここは山の中腹でかなりの高さにあった。秋に彩られた山々に囲まれ、諏訪湖が横たわっているのが見渡せる。スポーツかレジャーなのだろうか。湖では白いボートが数多く浮かんで水面は騒がしそうに白い飛沫を上げている。
そんな諏訪湖側を離れ、SAの建物の裏側に出てみる。
真っ赤なもみじの木が現れた。
それは少し高めの石垣の上に根付いていて手を伸ばしても幹にすら触れることは出来ない。しかし、石垣の高さをプラスすることでもみじはその姿をより大きく見せていた。気持ちのよい秋晴れの光を受け色づきはよりその赤さを増し、一昨日からの冷たい風すらもみじは心地よく感じているのではないかと思わせる。
建物と山に挟まれた小さな駐車場のスペースで人通りはほとんどない。どれだけの人が彼に気づいているのだろうか。こんな出会いもあるのだなあと、先ほど手に入れたワラビ餅をほおばった。